名刺のサイズ、ご存知ですか?
こんにちは!
簡単名刺デザイン本舗です!
みなさんの中で、名刺交換をした際に、不思議なサイズの名刺をもらった…なんて経験のある方もいらっしゃるかもしれません。
そう、実は
名刺のサイズにも色々あるんです!
一般的に用いられる名刺のサイズ

一般的に用いられる名刺のサイズは【 91mm×55mm 】です。
このサイズ規定には諸説ありますが、日本古来の長さの単位である「寸」と、「黄金比」の考え方が元になっていると言われています。
「寸」とは尺貴法における長さの単位で、尺の10分の1であり、約30.303mmです。
一般的名刺サイズの91mm×55mmというサイズは、幅を一寸の3倍=約91mmとしたときに、高さはそれに対する黄金比率で求められ、約55mmが採用されたと言われています。
★黄金比ってなに?★
黄金比とは、人が見たときに美しいと感じるバランスの比率のことで、整い綺麗に見えるので、多くのデザインや写真の構図なんかにも使われているデザイン技法のひとつです。
比率は1:1.618といわれ、分かりやすくすると約5:8です。
有名な絵画モナリザや、Appleのリンゴマーク、往年の女優オードリー・ヘップバーンの顔も黄金比が含まれているから美しく見える…とかなんとか…!
人間ってすごいですね。
もしお客様が何かをデザインされたり、イラストを描いたり、写真を撮ったりする際に、美しいと思えば、難しく考えていなくてもそれは自然と黄金比だったりするものです。
欧米と日本の違い
日本では91mm×55mmが一般的ですが、欧米で一般的なサイズは違います。
欧米では【 89mm×51mm 】という、日本よりも少し小さく、横長に見えるものが一般的です。
これはやはり長さの単位の違いで、89mm×51mmというのは3.5インチ×2インチという「インチ」が単位となっているからなのです。
他にも、【 85mm×49mm 】や【 70mm×39mm 】というさらに小ぶりなサイズも使われます。
70mm×39mmなんて、本当に小さいですよね…!!!
また、ヨーロッパでの標準サイズは【 82mm×57mm 】で、日本のものよりも四角に近い印象です。
「女性用(3号)名刺」のサイズと用途って?
名刺印刷を頼もうとサイズ一覧なんかを見ていると「女性用(3号)名刺」というサイズ表記を見かけますよね。
なにそれ、女性しか使えないの?
女性はこれじゃなきゃいけないの?
どんなときに使うの!?
そんな疑問を持つ方もいらっしゃるかと思います。
「女性用(3号)名刺」というのは【 85mm×49mm 】です。
あれ?
さっきも見た数字ですよね。
そうこれって欧米で使われる名刺サイズのひとつなんです。
だから別に、女性限定ってわけでもなければ、どんな用途にだって使ってOK!なんです。
日本の一般サイズより小ぶりなので、小さくて可愛らしい印象があり女性に人気があります!
そして小さな女性の手にも収まりがよいので、このように呼ばれているのだと思います。
アパレル業界や美容院ではこのサイズが多いかもしれません。
その他、こんなサイズだってアリなんです!
名刺といえば長方形…そんなイメージもありますよね。
でも…
真四角だって、アリです!

やはり一般的には長方形で作られるので、真四角の名刺にはかなりインパクトがあります!
ただし、紙の分量が少ない分、記載できる文章量も限られてきます。
そこはプロのデザイナーの腕の見せ所★!
ぜひデザイナーにご相談ください。
さらに、ショップカードではよく見かけるかもしれませんが、二つ折りだって名刺に採用してもOKです♪
二つ折りの名刺は情報量がかなり入りますから、複数の会社を経営していて全てを記載したい社長様や、写真を多く載せたい方、個人名刺とショップカードを兼用したい方にもオススメです。


★ここで注意★
名刺のサイズに決まりはありませんから、自由なサイズでお作りいただけます。
注意点としては、印刷会社によりサイズの上限・下限があること。
これは裁断機などとの兼ね合いなので、変則的なサイズをご希望の場合はぜひご相談下さい。
また、一般サイズより大きく作成する場合は、カードケースに入らない場合がありますので、ご注意ください。
さいごに
他の名刺よりも少し小さかったり、横に長かったり、サイズの比率が違うだけで印象がかなり変わります。
名刺をお渡しする相手にもインパクトが残りますね!
もちろん、名刺は中身のデザインが一番重要ですから、こだわりの名刺を作成する場合にはぜひ、デザイナーにご依頼くださいね♪
